大佐戸達也

不思議な充実感に満ちた作品、タイトルの意味が最後に分かります。
 すごく印象に残っている作品です。  極限的に辛いものを好んで食べる唐辛子姫「愛梨」と、彼女に恋をするカレー屋店主「アマン」、その姪の「サーマ」が織りなす人間ドラマ。なぜそこまで辛いものを? 愛梨の過去と、今と、そして三人の未来が、圧倒的なリアリティと精緻な文章で紡がれます。また、食材や栄養素の情報量が分厚くて、物語としての深みや充実感も感じられます。  こういった物語、初めて読んだ気がして、すごく新鮮で面白かったです。タイトルの意味、最後にわかりますよ~。
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ありがとうございます😊
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