大佐戸達也

プロットの緻密さと繊細な心情の描き方、両方に震えてください。
 高校の女子寮に住む竜菜。あるとき、部屋が荒らされていた。でも何も盗まれていなくて、むしろ失くしたリップが見つかった。そうしてこの学校に伝わる「スキア様」の伝説を知る。それは失くしたものを見つけてくれる神様だというが――。  プロットがすごく練られていて、シンプルに謎解きとして読んでもすごく面白いのに、ジャンルは「青春」となっていて、それもまた「なるほどそうか」と腑に落ちます。土台にしっかり人の心があって、じんわりそれが染みてくる物語だと思います。
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コメントありがとうございます。 そう言っていただけて、 とても嬉しいです。
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