大佐戸達也

少し不気味な「ざくろ」をめぐるミステリー。読後感が爽やかのがまたすごい。
 ある時、隣家の柘榴が垣根を越えてぽとりと落ちてきた。隣人は七十代の房江さん。何気ない会話を交わす梨花。やがて、この老齢の女性に、若い男の影が見え隠れするようになり、梨花は夫とともに彼女の後をつけるが――。  ある種不気味ですらある独特な形状と色味の「柘榴」をモチーフに、日常の中に潜む些細なミステリーが、リアルな会話と精緻な描写で綴られます。それなのに、読後感はとても爽やかです。
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大佐戸さん お礼が遅くなり申し訳ございません。 こちらにも、感想頂きありがとうございます🙇‍♀️ 私が柘榴に込めた思いを汲み取って頂き、とても嬉しいです。  不気味だけではない、透き通る様な果実の美しさと瑞々しさも描きたいと思い書いた物語でした。
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射谷さんの描く世界観が好きで、惹かれます。こんなふうに物語を書きたいなと思います。また拝読に伺いますね✨
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