大佐戸達也

対面したくないことに対面するときの心の「振れ」を描いた作品です
 一緒に漫画家を志していたパートナーの山橋を事故で失い、その後、単身漫画家デビューした「オレ」であったが、10年後、山橋の弟と名乗る男がやってくる。彼は言う、あのデビュー作の原作を書いたのは兄だ。どうしてそれを隠してデビューしたのか、と――。  すごく面白い(もしくは怖い)と感じたのは、山橋の弟の目的が分からないことです。謝罪の要求でも、ゆすりでもない。そして、彼と対面する「オレ」の心情の描き方が、とてもリアルで、少し息苦しくなるくらいでした。
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レビューいただきありがとうございます(^^♪ 軽い気持ちでやってしまったことが、取返しのつかない事態を招いてようやく過ちに気付くがもう遅いという、後からしか抱けないからこそ後悔だよなという話を目指しました。 心情描写を味わってもらえてよかったです。感想ありがとうございました(*^^*)
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