エブリスタ
さがす
本棚
通知
メニュー
コメント
花に嵐のたとえがあれど
大佐戸達也
2024/3/30 18:51
心に刺さったまま抜けない棘のようなものを描いた名作だと思います。
卒業式を迎える教え子たちを見つめながら、かつて自分が少年だった頃の過ちに思いを馳せる「俺」の物語です。大切な友の人生を、俺は台無しにした――。 ぼくが個人的に、後悔やうしろめたさをテーマにした作品が好きという理由もあるのですが、でもやっぱりこれは人に勧めたくなる名作だと感じました。心に刺さったまま消えてくれない棘のようなものを描く物語、そしてそれを描ける(描こうとする)作家さんが、すごくすごく好きです。 なお「夏の離宮」という、これまた名作がありますが、その「夏の離宮」の続編になっています。
いいね
コメント
この投稿に対するコメントはありません
大佐戸達也