大佐戸達也

名称や所在のない感情があふれるようでした。
 父の浮気で出て行った母。そんな母から数年ぶりに会いたいと言われ、喫茶店で対峙する娘――。この短編は、二人の会話と、いくつかの回顧だけで構成されます。それだけなのに、うまく言葉にできませんが、すごかった…。所在なき感情が、溢れるように感じました。  この方の作品は文章が魅力的なので、流れてくる言葉の海にただ身を委ねるだけでも、価値を感じられると思います。
1件・1件
ありがとうございます<(_ _)>♪
1件

/1ページ

1件