ペッパー

「若松、今日は何の日か知ってるか?」 「四月一日ですよね。…え、それ言っていいんですか?」 「何でだ?」 「え、いや、だって嘘をつくつもりなら聞かない方が良いんじゃ…」 「…そうか、そういえば今日はエイプリルフールだったな。何でもない、忘れてくれ」 「アレ?ユウキクン、こんなところにいて良いのカナ?」 「え?何でですか?」 「今日は仁クンの誕生日デショ?言ってなかったのカナ?」 「えっ…と、それはエイプリルフールじゃ、」 「ナイネ。行ってあげた方がイイんじゃない?」 「すみません行ってきます!!!」 「国玉先輩!」 「…どうした、若松」 「すみません!俺、先輩が誕生日なこと知らなくて…!プレゼントとかも後から用意しますんで!」 「今はダメなのか?」 「?」 「好きな人が隣にいてくれることが一番の誕生日プレゼントだと思うんだが」 「…、!?え!!?!」 「なんてな、エイプリルフールの嘘だ」 「…!も~~~~~!!!お茶目がすぎる!!!」
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