新開水留

まずは心のこもったメッセージをいただきまして、心より感謝いたします。 僕はかねてより「世界を作りたい」と宣言して物語を紡いで参りました。そんな僕の描く世界が本当に現実と繋がっていてほしい、彼らはきっとどこかで息をしている……そんな風に思っていただけているとすれば、これはもう何よりも幸せなことです。 しかしながら、時に現実というものはどれだけ考え抜いた想像の世界をも易々と超えてしまうもので、息苦しさや苦悩、喪失感や、自分に対する失望を抱えたままどこへも辿り着けない日々に、常にもどかしさを感じています。 そんな中、こうして僕の世界を共有していただける方に出会えたことは、この上なく大切で、出会い難い幸せな現実として受け止めています。 何者でない僕を見つけてくださり、本当にありがとうございます。 ただ、一つだけお伝えせねばなりません。 今回こはだ様よりいただいたメッセージにありました、「今は4年行方不明になってる娘が気がかりでなりません」という記述に関してです。 こはだ様の直面している現状に対して僕の口から言える言葉はないのですが、現在連載している十万億土の内容と酷似しています。しかも、まだ投稿していない部分と。 僕が申し上げておきたいのは、いただいたメッセージをもとに物語を書くことはありません、という事です。 このご返事を書いている時点で、十万億土は40話まで下書き済みです。こはだ様の置かれた現実を、僕が好き勝手に解釈してお話に変換することは絶対にありませんので、そこだけは前もってお伝えさせてください。 ご期待に添えるか分かりません。こはだ様の求める新開水留であり続けられるかも分かりませんが、何卒、これからもよろしくお願いいたします。
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新開さんこんばんわ。前回のコメントに少し誤解を生むような言葉を残してしまったので... 娘は自ら私の元から去っていきました。娘の爪の甘い所は転居先が当初大阪市大東市であったこと、その転居手続き受理証明が私の元に届いてしまった事。 私も新開さんと同様、私を産んだ母の顔も分かりません。なんなら、名前も年齢も今どこで何をしているのか、今も生きているのかすら分かりません。沢山の分岐点がありました。実の父親に殺されそうにもなりました。でも、そんな自分の生い立ちが不幸だと思った事は一度も....とは言いませんが、その分祖母が愛情を注いでくれたのであまり考えた事はありません。ただ、祖母が自分で生活出来なかっ
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コメントありがとうございます。 難しい問題ですね。 僕はきっとこはださんが思うような善人ではありませんし、そもそも正解を知っているわけではありません。誰かの人生に寄り添えるような知識と経験があるかと言えば、それもありません。 今の僕に出来ることがあるとすれば、こはださんの立場になって自分ならばどうするだろうと想像すること、ただそれだけのような気がします。 もし僕がこはださんの立場なら、自分の人生を大事にします。つまり娘のことは追いかけません。何故なら、こはださんが全てだと言ってしまえるお嬢さんの幸せは、お嬢さん自身が手に入れるべきものだからです。もちろん自分の娘でも同じ考え方をします。 幸福も
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