管野アリオ

ガテン系男子と女子大生の不器用に紡ぎ出す恋物語
元カレと別れたさえと若かりし頃に大病を患ったヒロがバーで出会い、互いに惹かれつつ不器用ながらに恋を育んでいくストーリー。 父を亡くし、気を強く持ち続けるさえ。そんな彼女を勇ましいと言うヒロ。 気持ちのすれ違いや、過去の恋人に嫉妬しながらも、初めて体験する恋煩い。 さえの実家に挨拶しに行った際、ヒロが闘病時の手記を彼女の母に手渡した時に、彼の『さえを一生掛けて大切にする』という覚悟と男気を感じました。 二人を暖かく見守るモモタさんを始めとする人たちの気持ちの温かさに、読んでいる私もほっこりしました。 読み進めていくうちに、ヒロがガテン系男子だと分かり、私自身がガテン系男子好きというのもあって、思わず「うわぁ♪」と声を上げてニヤついてしまい……。 スパダリや御曹司系ラブストーリーが溢れる中、ガテン系男子が登場するストーリーは見た事無かったので(じっくり探せばあるのかもしれないですが……)、 このストーリーに出会えて嬉しく思います。 様々な事を乗り越え、二人が入籍し、新たな一歩を進み出そうするラストシーンは、心がほわっと温かくなり、これから先の二人に沢山の幸せが訪れる事を願って止みません。 素敵なラブストーリーをありがとうございました!
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