柚月 ひなた

彼女との出会いが、彼の閉じていた世界を開く。
漓音くんと桜子さんの、甘くも切ない恋物語です。 桜の季節、雨の日の駅前で二人は出会います。 人とのコミュニケーションが苦手な漓音ですが、初めてあったはずの彼女の笑顔と言動に、不思議と警戒心解き、心の内を語っていく。 そうしていつの間にか、一人隔絶していた世界の扉を開き、生きる目的を見つける。 その行動の果てに待っていたのはーー。 人生、決して良い事ばかりではないけれど、別れや悲しみも沢山あるけれど。 誰かを想い、思われた経験は無駄にはならない。 想いに突き動かされ、成長していく青年と、その原動力となった不思議な女性のお話。 物悲しくも青春を感じられる纏まりのあるストーリーと、美しい表現が素敵な作品です!
2件

この投稿に対するコメントはありません