ふに

作品のテーマである『婦人科』の病に向き合う主人公の強くて前向きな心の姿勢や、明るくテンポのある豊かな表現力がこの作品の最大の魅力と感じました。 後半以降、作品のテーマや方向性がかなり外れており、なんだかもったいない気もします。 私は弱い人間…私はかわいそうな人間……こんなに苦労した…なんで私ばかり…という悲劇のヒロインをアピールする痛い作品ではなく、 大きな病気や今の環境をいかに明るく面白く表現力豊かに語るかという所・飾らない姿勢に、主人公の心の強さと勇気、そして読む側を考えた上でしっかりとした『伝えたいモノ』が詰め込まれています。 読んでて気持ちいい!! またそこには、読む側への愛情も含まれており、作者の人に対する心のあり方も伝わって来ます。 何より、素直なこじゅちゃんがよく現れてて、こじゅちゃんがとても可愛いと感じれた作品です。
3件

この投稿に対するコメントはありません