これが処女作か~!
文章が粗削りで、登場人物に感情移入しづらい場面が多々あるのですが、ストーリーとしてはとてもまとまっていて素晴らしい作品でした。 小学校、中学校、高校、という閉塞的な小さな世界の中で繰り広げられる、子供でも大人でもない、刹那の年頃の登場人物達の、閉じた世界から作り出される世界観が堪らなく好きな人には、ブラックでシリアスではありますが『青春作品』としてハマること請け合いでしょう。 ここからは個人的な意見です・・・。 物語のキーである主人公が『可愛い』を全面に押し出している、気が弱い、他者の力がないと行動を起こせない、この三点を感じました。主人公に感情移入できないので読むのがちょっとつらかったです。 「涼君が好きだから、悩みながらも前を向いて頑張る」 この気持ちを得るのが非常に遅いので、ひたすら『可哀想な主人公パート』が続いて、その後の『カタルシス』を得るべき場所では得られませんでした。ちょっと強引なご都合主義の話に、私には見えました。キャラクターに感情移入ができないと「とりあえずストーリー読んで終わらせよう」と駆け足になってしまう人が居るでしょう。 インプットはある程度足りているがアウトプットの練習が足りないように見られます。『完璧なキャラ』を作ることは誰にもできません。今回の作品は登場人物が主人公に振り回されるハーレム物にも見えます。 もっともっと主人公と登場人物について、深く掘り下げ、小説内での描写の取捨選択を磨くことを強くお勧めします。
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とてもとても、ためになるレビューをありがとうございます😊 そうなんです。確かに登場人物達の掘り下げがなく、キャラの魅力が乏しいんです😅 主人公に関しては、主人公なのに一番印象の薄い人。になってしまっています。 個性がない方が好きに感情移入できるのでは?なんて、よく分からない思考で書いていたせいもあるのかもしれません。 今思うと、なぜそんな考えに至ってしまったのかは不明ですが(・・;) 弱いだけで他人任せのキャラになんて全く魅力はないのに…。 と、よくよく考えれば分かることなのですが(^◇^;) 当時は、思い付いた物語りをとにかく書き上げたい!という思いだけが先走り、随分と読者に不親切な仕
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