ともなり

超・妄想コンテスト『あなたを消した理由』裏会場👑銅賞受賞作品
SNSで愚痴を吐露する女性のお話。コメントに対してきつい反論が来る度ブロックを繰り返す日々に擁護の意見が現れる。そして変化が起こる日常に読者はゾクリと来る事でしょう。読み終わった後に顧みれば、数々のアンチが何を言いたかったのか、耳を塞ぎ続ける主人公に彼らがどれほど声を届けたかったのかが明確になり、さらには彼らの声がピタリと消えると言う事態がどれほど事が進行してしまっているのかを露にしていました。 別の自分を作り出さなくてはならなかった主人公、不器用な自分への警告、そして作り出してしまった最も欲する存在。 他のコメントが来ていなかった辺り、実は彼女が他者からは既にブロックされた側である事も分かり、今の時制の闇を垣間見せているようにも思えました。
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素敵なコメントありがとうございます✨ 現代社会の闇と言いますか、SNSが生活から切り離せなくなった現代ならではの作品に仕上がったのかなと自分でもお気に入りの作品だったので、とても嬉しいです! 初稿が一万字超えてしまったので規定数に削るのに苦労しました。

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