やわらか昆布

この物語は正に魔法だと思ったです。
とてもとても楽しく読ませて頂きました。 丁寧な世界観や描写、表現により、物語が織りなす様々な場面をまざまざと届けて頂き、作者様の物語の魔法に掛かった心持ちです。 産業革命後のイギリスの街並み、黄道十二宮会第七領・リーブラ魔法学校での様子や機関車など、それぞれのシーンが読んだ後も思い起こせますし、度々出てくるお茶やお菓子には何度も生唾を飲み込んみました。 登場人物も皆魅力的で、それぞれのこれまでの人生をも感じさせるくらい生き生きとしています。メイジーさんのスピンオフとか勝手に妄想してしまいます。 物語が進むに連れて、魔法と登場人物との関係性が明かされます。皆それぞれが失ったものを取り戻す為に前へと進む姿に心を揺さぶられました。 特に、テアの人と本気で向き合う時の様は、憧れすら感じてしまいました。 何度でも読み返したい魔法の物語です。数十年前に初めて本を借りて読んだワクワクを思い出させて頂きました。 また、出来ればこの物語は製本版でも読む事を強くおすすめします。本の持つ行間やページを捲る感覚が合わさるとより一層物語の中へと引き込まれます。
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物語の魔法という素敵な表現にとても嬉しくなりました。作品への思いを丁寧に伝えていただき、作者として色んなものが報われた気がして感無量です。メイジーさんのスピンオフは私もよく妄想します笑 私も製本版には製本版だけの力があるんじゃないかと感じていたので、言及いただき本当に嬉しいし心強いです。ありがとうございます。
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