みつなつ

本当の自分とは……?
自分についての記憶が失われた状態から始まる物語。与えられた3つの情報は全く別人のようで、どれが本当の自分なのだろうと興味をひかれてどんどん読み進めました。 亜由美さんほどではないにしろ、誰しもいくつかの「顔」を持っていると思います。家庭での自分、職場での自分、友人と過ごす時の自分……自分の中からその場に最適な要素を抽出して、居心地よく過ごせる「自分」でいるのではないでしょうか。 亜由美さんは三つの「自分」を失ってしまったけれど、このまま記憶が戻らないのなら、今の四人目の「自分」を大切に生きていって欲しいと思いました。
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みつなつさま 読了ありがとうございました! ネタバレ配慮もありがとうございます…。 ホラーと言うにもミステリーと言うにも中途半端なS区品ではあるのですが、自分の姿を忘れてしまった人間が思いもしない自分の実像を突きつけられる、というのは結構な恐怖なのではと思い執筆した作品です。 主人公は示された3つの実像におののくこととなりますが、生きて往かねばならない。仰るとおり、新しい四人目の自分を愛せるように、そしてかつての自分を愛してくれた人たちからも同じく愛情を注がれますように……そう願ってしまいますね。 素敵なご感想に感謝いたします。

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