屋久堂義尊

https://estar.jp/novels/26047125『黒田蓮志と太陽の杖』更新しました。北中との諍いで再度あの火焔を使ってしまった蓮志。それに対し、蓮志は亀ノ井千によって罰則を言い渡される事となる。しかしその場に早良学院長が現れ――。  蓮志のルーツに少し触れるエピソードになります。まあ、触れると言っても撫でる程度のレベルですが。また蓮志に或る枷が掛けられるようになります。同時に少し蓮志にとって悲しい結果を北中との諍いで生む事になり……。  昔、シナリオの教室に通っていた時、視聴者の求める物は、力を持たない主人公が段々に力を身に付けて、それでパワーアップして行く事が一つ王道のストーリーだと習いました。この『黒田蓮志と太陽の杖』もそれに近い道を進んでいます。ですが、私は蓮志を単に力の無い子どもにしたく無かった。蓮志には他の多くの同級生が身に付けていない力を与えたのです。それが火焔を発生させる力です。或る程度力を持っている主人公として蓮志というキャラクターを作り出しました。  しかし蓮志は、その力をコントロール出来ていません。蓮志は自分の意志で火焔を操れません。それが蓮志の一つ枷で有ります。  そして蓮志が何故火焔の力をそこまで使えるのか? 自分の意志とは関係ない所でそれを発動させているとは言え、蓮志はこれまでに北中との諍いを含め三度火焔の力で救われています。その謎はまだ先に語られる事となると思います。  今の所『黒田蓮志と太陽の杖』ではまともな敵の描写が出て来ていません。それはあくまでも、蓮志達の学園生活がメインで描かれているからです。北中や梨花、高宮と言った所謂嫌な奴は出来て来ます。でも彼等は蓮志の事を例えば命を奪うとか言う事は今の所は無いです。しかし、それも今の所の話です。ただ、私は所謂日常パートを描く事を優先としています。なのでまだ暫くそういう完全なる悪の存在は出て来ない予定です。気長にお待ち頂けると幸いです。  プライベートでは、ちょっと家族の問題で色々ごたごたが起きています。それでも生きて行くしかないんですよね。しんどいと思う場面は一杯有ります。まあ倒れない程度に努力します。  今回更新しましたエピソードもお読み下さると嬉しいです。何卒宜しくお願い申し上げます。
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