年月で変わる家族のカタチと伝わる愛
お互いの事を思っていながらも日々の生活で少しずつ向く方向が変わっていって。 娘が引っ越していなくなるということに、寂しさと二人きりになる戸惑いをみせるのがリアルです。 咲ちゃんのひと押しがなければ、帰りの車内は全然違ったでしょう。そのひと押しが出来る咲ちゃんをみれば、二人が夫婦として大切に慈しんできたのが伝わってきます。 軽口を叩き合いながら終わるラストが印象的でした。 娘の旅立ちに切なくなりながらも、きっと二人はこれから素敵な時間を過ごすのでしょうね。
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この度はとっても愛のこもったレビューをいただき、本当にありがとございます!嬉 日々の生活で方向が変わっていく事で、互いを思う気持ちにそこはかとない「寂しさ」が生まれてしまう。勿論私は経験の無い事ですが、そういう寂しさを実感してしまった時のやるせなさはどういうものだろう。これまでの読者経験や自分の両親の事を考えて、この物語を生み出せました。 「咲」の存在に少しだけ自分の想いを混ぜ込んだのもあり、桜さんに感じていただけた「二人の夫婦としての慈しみと素敵さ」がちゃんとお話から滲ませられたのかな、と思えてとても嬉しいです。 ラストに軽口を持ってきたのも最後に爽やかな「ふふふ」感を出したかったから
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読書というものを最近よく考えていて、以前にも「なんとなく読むんじゃない」という話をされたことがあります。 描写しかり、感情表現しかり、それをきちんと自分の中に取り込んで「レビュー」という形にしてきたトコダさんの活動があって、よりこの作品は味わい深いものになっているんですね。 感想が苦手だからと、ついぺスタで終わってしまう私ですが、足りないのは文章や作品に対する姿勢なのかもしれないと気づかされました。 こちらこそこれからもどうぞよろしくお願いします(*^^*)
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