皐月紫音

圧倒的な知識で書かれた戦争と愛の物語
現在公開されている分まで読了です。 まず、驚かされるのが作者様の圧倒的な戦争や政治に関する知識量。 兵器や戦いに関する知識はもちろん、現代戦では必須のSNSによる工作や情報戦までも再現しています。 これだけのものを書くのにどれだけの事前知識が必要なのか。私自身も作品を戦記寄りにしていきたいと思いつつ、こういうのを見てしまうと少し自信を失いますね。 ですが、こういう要素はあくまで物語の枝葉と言える部分。本質である幹はあくまでも愛、その中でも家族愛に近いと感じます。 バディである主人公二人はもちろん、その周囲の共に戦う戦士達まで読んでいて心にグッときます。 家族にとって大切な食事のシーンはかなり作者様が拘っているという部分。 少し、というよりもかなり重い物語ではありますが、ぜひ読んでいただきたいです。
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わぁ、ありがとうございます! 光栄です。 そうですね。こちらの作品で特に大切なのは部族社会に生きる人々の家族愛(部族愛)ですね。 戦後個人主義の日本にはなじみの薄い概念ですが、そういう社会に生きる人もいるのだと実感できると、色々とまた違ったものが見えると思います。 作中に出て来る中欧~中東のお料理は自分でレシピを調べて作って見たり、食べられるお店を探したりしています。 少しでもお楽しみいただけたなら幸いです<(_ _)>
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