吉田安寿

今作も素晴らしかったです✨
冒頭はチャキチャキな江戸っ子の早口にも似た展開で、半ば強引に引っ張られるかのごとくお話の世界へ連れ込まれました。 それから少しずつ明らかになる主人公のこれまでと後悔。 大なり小なり、誰もが経験していることであり、読んでいて身につまされる思いがいたしました。 当時は気付けなかった罪悪感を今になって謝罪し、晴らそうとしても、それは自己満足に過ぎないわけで(純か) でも、そうやって黒いモヤモヤを抱えていながらも、変われない、変わらない人は多いのではないかと思います。主人公も言及しているように「その方が楽だから」……。 『自己憐憫をこする』という表現がまた秀逸で、日高さんらしいスパイスが効いているなぁ、と感嘆いたしました。 また、汐見さんのことを申し訳なく思いながらも、一歩退いて自己解決しようとしないところがある意味ほろ苦い。大人ならではの展開だなぁ、と思いました。 ラストシーンは、勇気を出して一歩踏み出そうとする主人公の凛とした眼差しが見えるようでした✨
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純ってピュアってこと?いや、違う、「北の国から」だ!とたどり着くまでしばらくかかってしまいました😅 この度は素敵な感想をありがとうございます! 当初、この主人公はモヤモヤしつつも新しい一歩を踏みださないだろうと考えていましたが、推敲するうちにスッキリしていきました(笑) でも、その後の展開が本当にスッキリするかはまた別問題だよなー。現実だったら難しいもんなー。原さんみたいなのは恥知らずな分強いんもんなー。などと思ったり思わなかったり。 生きるって、純くんのように口籠ってしまうようなことの方が多いですもんね。なんつって。 読んでいただきありがとうございました!
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ご丁寧に恐れ入ります<(_ _)> そうですよね~ リアルはモヤモヤする中途半端なことが多いです。 原さんみたいな性根の腐ったやつ(言い過ぎ)は、自分の中にある黒いモヤモヤに気付けないんだろうなぁ。そういう人って、他人が何と言おうと改めないんですよね……。 そうそう、『北の国から』です(笑) すみません、分かりづらいセルフツッコミ入れちゃって💦 今回も日高さんのほとばしる才能を堪能させていただきました💕 ありがとうございます。
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