西 東

小さな願いは大きな願い。
ほんの少し最後に救われはしたけれど、失ったものは戻らないと噛み締めている彼には気休めに過ぎないのかも知れないと考えてしまう内容でした。 平和って実は戦わないと手に出来ないのではと考えるのですが、知恵を絞り有る筈のない権力にすがったやり方も間違いではないのでしょうね。 彼はこれからも守り神の様に行きながら得て行くのか、築かれた平和のなかに颯爽と現れ去って行った勇者の存在に安心して逝く事を選ぶのかとも考えてしまいます。 けして抜けない剣が皮肉でもあるのに、平和の象徴でもある点を良く考えてみたいものです。
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西さん、レビューありがとうございます♪ この物語はファンタジーですが、自分らがいる世界でもあのときヒーローがいてくれたらと悔しがっている人は多いと思います。 この作品の彼は知恵と技術で小さな平和を築きましたが、やはり多くはそうじゃない。 抜けない剣が皮肉なのは確かです。多くの犠牲の上での象徴ですものね。 さて、彼は生きていくのか寿命を迎えるのか。待ち望んだ人がいることに安心して眠るかも知れませんね。 彼こそ者の終わりをよく知っているでしょうから。 いつも感謝です♪
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