朔吉珠世

理由がない好き
私自身も経験があるのですが、なんでこんな男、好きになっちゃうんだろう。嫌いになれないんだろう。みたいなことがあります。 友達から明らかに「やめた方ええって!」と言われるような人でも自分が好きとなったらもう好きなのでしょう。 しかし倉橋様のこのお話は、主人公がヒロインの人間性や心の奥底に持った何かなど、具体的にどこがどんな風に好きなのかは書いてません。 悪事に手を染めてしまうヒロインの心理描写も書かれてはおらず、それが逆に、理由がないほどに本能的にヒロインに惹かれていく主人公を全面に感じさせてくれるーーー今までに無い、とても面白い作品だなと感じました。 私は自分が執筆すると過去の背景や細かい心理描写まで何かと入れてしまいますが、この作品にはこれがなく、「作者はきっと答えを持ってこのお話を書いているけど、最終的な背景や登場人物の心理は読者の方に想像させる。」という、あえて余白を残してくれているような心地良さを感じる作品でした。 何作も作品を生み出し、読まれている倉橋様だからできる、引き算の美学…素敵な作品で参りました。 今度は詩集…拝見させていただきます! とても楽しみです✨
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 ありがとうございます。この作品は自分のライフワークにしたいと常々思っています。何とか本にしたいと思いながら旧シリーズを書いていました。ところが尊敬する方から「ラノベのルールから外れた0点に近い作品。書き続けるならもう教える必要はない」と云われて中絶しました。今回、改めて一から全面的に書き直したのですが、朔吉さんの心に残ったのでしたら、大変嬉しく思います。何とか世の中に出せるよう頑張りますからね!やる気が出てきました‼︎
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そんな事を言われたのですか!? 驚きです…皆様それぞれ書き方に特徴があるので…その人的には合わなかったってことなのでしょうか… 私は倉橋様のこの余白を敢えて残す…っていうのにインスピレーションを受けて自分も今度やってみようと思ってます…! 素敵な作品ありがとうございます!!!!
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