ペッパー

すみません…あの…川原さんバースデーなんですが…日にちを勘違いしてました…。昨日でした…申し訳ないです…切り替えて今更ですがお祝いします… 「副会長さん!お誕生日おめでとうございました!」 「ふふ、ありがとうございます。…昨日でしたけど」 「うっ、すみません…。今朝になって初めて昨日が誕生日だったことを八織から聞きまして…」 「いえいえ、そもそも若松くんに教えていなかった私も悪いですし。おあいこです」 「そんなわけにはいきません!何か欲しいものとかありますか!?今なら俺何でもしちゃいますよ!」 「何でも…?本当に良いのですか?」 「えっ!?確認ですか!?そんな変なお願いごとをするおつもりで…???」 「さぁ?どうでしょう」 「ぐぬぬ…!からかわれてる…!でも遅れたこと自体は申し訳ないので、こうなりゃ何でもやってやりますよ!さぁ、お願いをどうぞ!」 「そうですね、それではこちらの本の感想を教えていただきましょうか」 「…?そんなことで良いんですか?」 「ええ。今プレゼントを貰ったらそれで終わりですが、これなら読んだ後にもまた会えるでしょう?」 「別にいつでも会えますが…」 「約束、というものはどこか特別なものでしょう?」 「…そう言われてみれば。確かにそう、かも…?分かりました!これ、ちゃんと読んでくるので!読んだらまた会いましょう!」 「はい。楽しみに待ってますね!」
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