屋久堂義尊

https://estar.jp/novels/8250820『常世は今日も雨が降る』更新しました。今回のテーマは“光”についてです。  私は一応或る宗教セクトに加わっている者なのですが、光の問題は中々悩ましいのです。光を浴びている事を自覚出来ないと、それを探し回ってしまいます。ですが、今、ここ、が光に照らされていると考える事が一種必要になります。シンジはそういう特定の宗教を信じている訳では無いですが、それでも彼なりに光の事は考えています。  因みに今回登場するスーツ姿の青年の描写はリアルに私に訪れた出来事をモデルにして書いています。現在統一教会と政権与党の関係が問題化していますが、そんな中でも彼等はお構いなしに活動を続けています。宗教全てを否定する意見も聞こえますが、でも宗教ってかなり身近な物で、謂わば政治や貨幣経済も宗教の一種と捉えて良いでしょう。  そんな中、私の所属する宗派はかなり苦戦を強いられているようです。色々そこにも思う所は有ります。例えば宗派の大学のシステムを変えたら良いのでは無いかとか考えます。結局講義の出欠確認だけして後は遊んでいる学生が大勢いてああいうのが将来私達の宗派を引っ張って行く存在になるんだなあと思うと遣る瀬なくなります。私は専門学校でその手の道に入って行ったような物ですが、そこは無茶苦茶厳しくて、それでも真面目に取り組まない学生がいたりして、正直嫌な気持ちにもなっていました。でもその専門学校ってかなり入学するのに覚悟が要るので、まあ比較的皆真面目に取り組んでいましたね。大学は遊び回っている人が多い印象でしたが専門学校はそんな事は無かったです。それでも最低限のルールすら守れない人もいましたが。  シンジの物語は私が普段感じる疑問をそのまま描いています。ただ、シンジを見て頂ければ分かると思いますが、私の人間性の小ささを暴露しているような物です。だからちょっと自虐的な気分でこの作品は書いています。  さて、まだまだ本作は続く予定です。と言うか私の気紛れで書いて行ければ良いなと思います。  今回更新しましたエピソードも短いので、軽い時間潰しにでも読んで頂ければ嬉しいです。宜しくお願い申し上げます。
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