めけめけ

呪というものがあるとするならば、僕はカチカチ山に呪われているのかもしれない。 『リーンカーネーション』 https://estar.jp/novels/26254296 『カチカチ山の薬師』 https://estar.jp/novels/26262460 このふたつの短編はそれぞれカチカチ山をモチーフにしている あのタヌキとウサギの関係性の違和感は子供のころからずっと僕の心に引っかかっている。 太宰治が『お伽草子』で昔話に自分なりの解釈を加えて「瘤取りじいさん」、「浦島太郎」、「カチカチ山」、「舌切雀」を題材にした作品を書いているが、彼もまたそうした呪を受けていたのだろうか。 一度、酒を飲みかわしたいものである。

この投稿に対するコメントはありません