半ノ木ゆか

愛されたかったライラ
琴子ちゃん、とっても素直で可愛らしい子でした。 あらすじや冒頭の台詞から受ける印象と、本篇前半から受ける印象とが全然違っていて、ドキドキしながら読み進めていました。 痛ましい場面もいくつかありましたが、私にとって一番つらかったのは、咲夜くんが琴子ちゃんを疑ってしまったことです。 別れを告げられた時の琴子ちゃん、自分が騙されていたことを知った時の咲夜くんの気持を思うと、いたたまれません。 翔くんのように、彼女を恐ろしく思う人もいるかもしれませんが、私は、心に傷を負っただけの普通の女の子だと感じました。 咲夜くんが琴子ちゃんに見てもらいたくて雑誌やテレビの活動をしたように、琴子ちゃんは咲夜くんに見てもらいたくてあの行動に出ました。 愛の求め方、表に現れる行動が違うだけで、二人の愛は本当は同じものだったのではないかなと思いました。 咲夜くんが最後にもう一度琴子ちゃんを受け入れてくれて、心が救われました。 決して幸せな結末とは言えませんが、儚い愛を描いた美しい物語だと思います。 すてきなお話をありがとうございました!
1件・1件
琴子を可愛らしいと言っていただきありがとうございます! 可愛い女の子を書きたかったので嬉しいです! 楽しみにしていた前のりのクリスマスに別れを告げられて、琴子はすごく傷ついたと思います。 南京錠の鍵を返しにきただけなのに、意味のわからないことを言われて、話もしない冷たく去っていく自分を見てくれなくなった咲夜にも傷ついたと思います。 咲夜も能力持ちのくせにちゃんと調べなかったのはどうか……と言えばそうなんですが、騙されたのが直子じゃなかったら冷静になれたでしょう。 従姉妹だからショックを受けて、きちんと調べられませんでした。 これは性別逆にしたら、直子のしたことは、かなりひどいと思っていただ
1件

/1ページ

1件