柴谷 潤

ずっと昴が好きだった。
なぜか人間と話せる猫・三郎。関西弁でまくしたてながらも、ひどく的確に恋愛指南をしてくれる不思議な猫です。 そんな三郎と話せるようになり、恋愛感も、果ては人生感をも変えられていく弦太さんがまたとても愛しい人でした。 お弁当屋さんや居酒屋が多くの舞台であり、生きものである三郎はどう参加できるのだろうと気にしていましたが、さすがは作者さま。三郎は実に自然に登場し、またもや素敵なアドバイスを残していってくれるのです。 一見ばらばらに見えるエピソードや登場人物たちは、三郎というキャラクターにより結びつき、動揺し、さらに背中を押されて、物語は怒涛の展開を迎えていきます。 私ごとですが、前作からずっと昴が好きでした。彼の誠実な人柄や一途な心意気にほだされ、いつかきっと幸せになってほしいと願ったものです。 昴は幸せになるべき人でした。そして私は今も彼が大好きです。 素敵なお話でした。ありがとうございました。
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わぁあ、潤さん! 嬉しいレビューをありがとうございます! シリーズものになるとキャラクターのブレが心配なのですが、変わらずに昴を好きでいてくださり、本当に嬉しいです。 昴は、弦太と必ず幸せになると思います。 安心してくださいね。 自分が生み出したキャラクターを好きになってもらうこと、これは書き手にとって最高のご褒美だと思います。 本当に書いて良かった… 素敵なレビューをありがとうございました! 心から感謝申し上げます。
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