ペッパー

「八織~!誕生日おめでと~!!!」 「ユウキくん?誕生日おめでとうって…さっき教室でみんなと一緒に祝ってくれたよね?」 「それはそうなんだけど。八織ってさ、なんだかんだ俺がこの学園で一番最初にまともに話した友達でもあるし、みんなとじゃなくて俺だけでもお祝いしたいなーというか…」 「本当に?ありがとう!」 「いやいや!お礼はプレゼントを貰ってからでしょ~?」 「プレゼント?僕さっきユウキくんから貰ったよね?あの可愛いタンブラー。あれ以外にもあるの?」 「まぁ物のプレゼントというより思い出のようなものだけど…。はい!」 「…?開けてみても良い?」 「もちろん!」 「写真…、フォトブックだ!」 「そう!俺八織といるときって結構写真撮るからまとめてみようかなって。どう?」 「嬉しい!…でもこれ、少し空白のページあるよね?」 「あぁ、そこは八織の好きな写真入れてくれれば良いかなって」 「…じゃあ先のページはこれからのユウキくんとの写真入れようかな」 「えっ!?そしたら全部のページ俺と八織の写真になるけど…」 「せっかくユウキくんから貰ったアルバムだし、ユウキくんとの思い出で埋めたいなって思ったんだけど…。ダメかな?」 「そんなこと言われたらもちろん良いよって言うしかないじゃん!」 「あははっ!ありがとう!じゃあ早速、今写真撮ろう?」
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