碓氷澪夜

夜の危うさと朝の希望を感じました
日常から逃げ出したくなること、生きるのをやめたくなること。 一度は考えたことのある選択を選んでしまった少女の行く末は、見届けなければ、という思いで読み進めていました。 夜の雨。夜の海。 それを感じる情景が丁寧に描かれていて、彼女の抱える闇の深さを表しているように感じました。 そして、予想外の出会い。 その出会いがあったから、立ち止まって、朝を迎えたのだと思うと、運命だったように感じました。 追い詰められた夜、どうしようもない思いに駆られたとしても、どうか立ち止まって。 そんなメッセージを感じました。 素敵な物語を、ありがとうございました!
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