石亀じだん

やさしさの価値に大小はないのかもしれない
真夏の昼下がり、なんだか幼い少女の横をすごいスピードで車が走りぬけたようだ。直接はねられてはいないようだが、転んだのか、どこか怪我をしたようだ。 通りがかりの小学生高学年と思われる姉妹がそれを目撃し、泣き叫ぶ子のめんどうをみることに。 聞けばまだ三つくらいで、付近に保護者はいない模様。一人で外に出歩くのは危険だ。 姉妹は、塾のことなども忘れたように、この子を両親のもとに送り届けないといけないと行動を起こす。 そして無事に届ける。良かった、良かった。 小さな子は、目覚めた時母がいないと、母親を探す。どんなことをしてでも。 実際に、3階4階のマンションのベランダから落ちたというニュースを聞くことがある。 そうですね、何も見返りが欲しくてやったことではないですね。 純粋に困っている子の役に立ってあげたいという気持ちが。 やさしさの価値に大小はきっとないと思います。その人が今できることをすることが大事なのですね。 そんな気持ちを思い起こさせてくれる、とても心温まるお話でした。

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