平和 一

【平和一漫画原作塾】 正義と悪の力の性質の違いをうまく設定しており、面白かったです。 また、先々まで展開が明確に構成されているのにも好感を持ちました。 それからミルのキャラクターがよかったです。 ■物語 正義対悪が作品のベースにありますが、ここにまず違和感がありました。 というのも、主人公の側を悪と定義した上で、悪の敵を正義と名付けているだけのように見えます。 このふたつの勢力を客観的に見て、正義の側を正義と判断し、悪の側を悪であると判断する人は少ないのではないでしょうか。 この時点で、正義対悪という設定がご都合主義に落ちてしまっています。 正義はなにゆえに正義であり、悪はなにゆえに悪であるのか、納得感のある理由がほしいです。 1話が思わせぶりな描写ばかりでつまらないです。 また、場面転換が多く、断片化されており、視点人物もいないため非常に読み進めづらいです。 これでは、多くの人は1話の最後までたどり着かずに脱落してしまいます。 早い段階で主人公を出し、視点人物として据えるべきです。 かと思えば、2話でミルが言葉で長々と説明をしているところもあります。 漫画では、説明はなるべく絵で行い、あとは自然な会話に入れたいです。 説明のための会話は、不自然ですし、くどいです。 この作品の面白さはどこにあるのでしょうか? それを追求しましょう。 現在この作品は、設定を解説する作品になっていると思います。 ■キャラクター 主人公の目的意識が希薄です。 主人公がどこに向かっているのかがわからないと、物語もどこへ向かっているのかわからず、次を読むモチベーションが生まれません。 結局主人公が何をする話なのかを、1話で宣言してください。 ミルの口癖、いいですね。 『ワンピース』っぽいですが。 ■まとめ ・設定に客観的な説得力があるか確認 ・主人公に目的を持たせる
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添削ありがとうございました! ミルを気に入って頂けたようで嬉しいかったです! 設定を解説する作品、グサリと刺さりました。的確ですね。 第一話は私自身、疑問や不安を抱いていたのでハッキリ言って頂けて感謝です。m(__)m 二話、三話の説明の台詞に関しても確かにという印象を抱きました。(絵を全く書けない私の不安の現れですね、多分) 正義対悪の構図に関してですが、この作品の正義は正義では無いのです。 ただ、自分たちを正義と信じ、思い込んでいるだけの連中なのだ、と私の中で想定していまして、 悪側は、そんな連中に勝手に悪と呼ばれ戦いを挑まれるので逃げる又は戦っているだけの連中の集まりなのです
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コメントありがとうございます。 「正義 対 悪」を意図的に通常とは異なる使い方をしているということであれば、細心の注意を払って伏線化していく必要がありそうです。 単にそういう意味で使っているんだよ、というレベルでなく、どんでん返しで読者の既成概念を打ち砕くつもりで使ってください。 最初から伏線を仕込みつつ、読者にはあたかも通常通りの使い方をしているように見せ、ここぞというところでひっくり返し、あとから読み返せばはじめからそういう風に書かれていた、と気づかせるように書ければベストですね。 なお、修正プロットに関しても添削させていただきます。 まだ添削させていただいていない方を優先させていただ
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