構成・描写ともに秀逸な「読ませる」ミステリー
四人の人物の視点で描かれているミステリーなのですが、書き出しからぐいぐい引き込まれます。 p. 1では謎だらけでしたが、巧みな叙述トリックでページを重ねるごとに真相に近づき、最後まさかのどんでん返し。 こうなるのか?!と驚きました。 ノベラボグランプリ、ミステリー回の候補作であるこの作品は構成力・筆力ともに素晴らしく、端正な文体と緊迫感のあるストーリー展開に夢中になること間違いなしです。 こうしてレビューを書くこと自体恐れ多いのですが、少しでも多くの方にこの作品と作家さんのことを知って欲しく、今回紹介させていただきました。 字数は四万字近くありますが、あっという間に読み終わります。 読み応えのあるミステリー作品を求めている方は、ぜひぜひ読んでいただきたいです。

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