石亀じだん

大袈裟か、どんな大袈裟が待っているやら
とにかく大袈裟な話とある。 どんなホラが始まるのだろうか? 宝くじで3億円が当たるような夢と同じくらい、期待に胸を膨らませ読み進める。 なるほど、子供の頃ね、小学六年生か。懐かしいというか、そのほとんどが記憶の彼方かな。 元旦に友人と学校の屋上ですか。そういう冒険をしたくなる年頃ですね。夏休みに真っ暗な理科室に忍び込み、人体の模型に驚いたことも。 人は年をとるごとに考え方が固まっていくようですね。幼稚園の時は黒板のチョークの跡を、先生に「これは何」と聞かれ、「鳥のふんだ」、「パンのかけら」だ「石ころだ」と、10も20も答えていたのに、小学を卒業するころには、「それは白墨の点」ですと。学校は、正解は一つであることを教えることに夢中になる。 この年頃に親の離婚とか、妹の事故とか、悲しいことがあったのですね。「風景」とはまた、切ないですね。 『忌まわしく記憶は後悔や罪悪感、やり直せたら・・・』 そうですか、人生70歳も過ぎたら、みなそういう思いが湧いてくるのかも。 友とも別れる。それは誰にでもあることでしょう。 『闇でよい。上等である』 そうですか、ここで妙に達観し、人生あとどれくらい生きられるかどうかという境地に立って過去を振り返る。 それで、その年になっても4月は特別な年なのですかね? 新年度なんてことももう関係のない昔のことでしょうに。定年して何年過ぎました? 『それでも、私の生は過去とともにある』だと、勝手にしやがれ、このガ・キが。 いや、失礼いたしました。とんでもない汚い言葉を。お許しくださいませ。 見事にやられました。末は落語家か立派な政治家?になれること請負います。実に見事な思わせぶりにやられました。面白かったです。
1件・6件
石亀さん、こんなに丁寧な、気持ちのこもったレビューをありがとうございます🙇‍♂💦このレビュー自体が作品のようです。たいへん励みになりました💪
1件5件
大佐戸達也 さん こんばんは 失礼ながら、感想を書かせていただきました。 『騙されてください』とありましたので、これは何かあるなと読み進めましたが。 でも、全く予想外でした。 途中は、もうすっかり定年退職した、良いも悪いも世の中を知り過ぎたおじいちゃんかと思いました。 でも、それが。 ほんとうにやられました。短編でしたが、見事でした。 また、寄せていただきます。 こちらにもお立寄りいただき、ページコメントやらスターやらありがとうございます。うれしいです。
1件

/1ページ

1件