石亀じだん

レイヴンとは?
幼馴染の彼女はどうやら山菜を採りにいった崖下で、禁断の龍の卵を見つけたようだ。二人は幼いころに遊んだ秘密基地でふ化させようとするが。ところで龍は卵を産むのだろうか? (ま、細かいことは抜きにして) 彼らの努力で無事にふ化し、彼らを親と思ったのか警戒することもなく育っていく。 でもこの街では、龍は人間を襲う敵として討伐の対象になっているようだ。 その裏には驚くべき理由があって、それが明かされる。 どうやら学校で教わることも、人間の、それはそれで利益を得る人が歪曲したことのようだ。 二人はすっかり龍の育ての親になり、かわいくなったようだ。 だが、それもつかの間、討伐隊に見つかって。 そして助けにきた親龍が二人に礼をいって。しかも子龍のかわいいこと。 『人間だけが幸せになれる世界なんて・・・』 全くその通りですね。 実社会でも、アフリカゾウの象牙、サイの角、トラの骨などが装身具や薬の原料として高値で取引されていて、乱獲されているとか。 日本でも熊は人に危害を与えるとして、すぐに殺されてしまう。 この物語のように、もっと人と動物が共存できることを考えていかないと、いずれそのつけが人間にやってくるかも。 なんとなく軽いタッチで魔法などを盛り込んでますが、その実何かを訴えている物語に強く共鳴します。 「おかえり」がとても心に響く、いい話でした。二人とレイヴンに幸あれ。
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石亀じだんさん 拙作に素敵なレビューをくださりありがとうございます。 軽妙な語り口で解説してくださるこのレビューも、もはや大切な作品の一部と思えてなりません。 お題を「おかえり」と間違えて書き出したやらかし作品ですが、こんなにもテーマを深堀りしてご評価くださり嬉しいやら恥ずかしいやら……。 作者は全然そこまで考えていないんですけどね。ただ可愛いドラゴンとハッピーエンドの物語を書いてみたかっただけでした。 お互い創作の時間を過ごせますと幸いです。こちらからもまた、石亀さんの作品にお邪魔させていただきたいと思います♪
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秋月 さん こんばんは。 コメントいただきありがとうございます。 とても面白い、素敵なお話でした。 ファンタジーというのは、私には書けそうもないジャンルでとても勉強になりました。 いいですよね、夢があって。 このお話は、人間と動物の共存が描かれていて、とても共感するものがありました。 実社会でも人間の欲で動物を捕獲していることがありますね。 できるだけ共存を求めていきたいものですが。 ありがとうございました。 また、寄せていただきます。
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