まちゃ

過去に未練を抱えた主人公が、5人のヒロインたちと未来に進む物語
 主人公と思い出の“あの子”、そして4人の魔女たちが正体を隠してシェアハウスするという、よくありがちなハーレムラブコメもの……と思いきや、読んでみると全くそんなことはない。作品タグにハーレムがないのも納得ですね。  思い出の“あの子”という過去に未練を抱いた主人公に前を向かせる、という名目で始まるシェアハウスでしたが、5人のヒロイン── “あの子”も魔女もそれぞれ過去になにかしらを抱えており、主人公がそれに1人ひとりしっかりと向き合って、共に前……未来を向いていくという展開が丁寧でとても良かったです。  魔女を単なるハズレとして終わらせない、主人公と分かり合うことで単純な恋や愛ではない「絆」を紡いでいく……だからこそ、魔女として素性が割れたとしても新しい形で主人公や他のヒロインたちと絡んで更に物語を面白くする。この辺りの構成力には素直に脱帽です。  もちろん、ヒロインの(打算的とはいえ)お色気シーンだったり、思わず頬が緩むようなデート回だったり、皆で酒飲んでワイワイする青春の一幕だったりと「そういうのもっとちょうだい!」となる展開もしっかり抑えてあり、ラブコメとしての満足度も非常に高かったです。  ……最後に、思い出の“あの子”の正体とヒロインレースの結末には度肝を抜かれました。これは絶対に予想できないなと。参りました。  長期間の連載、本当にお疲れさまでした。楽しい時間をありがとうございます!
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途中で冨樫してすいませんでした! 読了ありがとうございました!!
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