石亀じだん

『ペタルは、淡い恋心を乗せて走る』
二人乗り自転車で、背中合わせに交わす会話のやりとりにほっこりする。 きっと顔を合わせて言い合うより、もっとこそばゆい、聞いていて、こちらが恥ずかしくなりそうな言葉が平気で出てくるんでしょうね。 町中を走っているというより、ちょっと郊外の緑豊かな、それこそ、秋空にいわし雲、そして白くなりかけのススキが揺らぐ道を、気持ちよい汗をかきながらこいでゆく駿くんが浮かんできます。 どうやら進学すると離れ離れになってしまう様子だが、この恋はこのまま順調に育っていく気がします。 そうならなければいけないと思いました。 こういう青春の物語っていいですね。 どんな続編がでてくるのかと期待も生まれ、楽しみにもなります。 秋の気配と生まれたての淡い恋心が、うまい具合にミックスされていて、とてもいい感じに届きました。 会話のセンスの良さに惹かれますね。
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拙作を読んでいただき素敵な感想をありがとうございます。 その後、不器用ながらも2人がうまくいくよう私も願っています。 大きな事件があるわけでもなく、穏やかな日常を描いていますが、最後に「え!?」と思っていただけていたら嬉しいです。
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和葉 さん こんばんは コメントありがとうございます。 自転車での会話が秀逸でした。 面白かったです。
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