深厚院

緒川さん、こんばんは。 ご丁寧な返礼コメントを頂きまして、ありがとうございます。 返信を控えた方が緒川さんのお心を煩わせないかなと躊躇いつつも、これ迄に拝読した慈雨の様な、心に潤いを満たしてくれる作品群に触れさせて頂いた謝意をお伝えすべく、返信させて頂きました(*^^*) 『元ヤンの俺は、意気地ないさよならを彼に告げる』…冒頭から勇気の孤独な心模様を表層で描きつつ、その裏側に反転させた裕樹の心情を示す終幕への展開はお見事でしたね。 先輩後輩の枠を超えて互いを尊重し、相手に相応しい自分で在れるのか自問自答しながら苦悩を募らせる姿には、打算の無い純粋な想いだけで寄り添う相手への慕情が溢れている感を覚えました。 人は成長するにつれて、何と無しに社会の中に於ける自らの立ち位置を図り、他者へのリスペクトや自身の未熟さを噛み締め、為すべき事を見定め努力して行くものかと想いますが、自身の心が儘ならない時には、具体的に何が問題でどう向き合えば良いのか、言葉に置き換える事さえ難しい焦燥に駆られる事も常道で… 緒川さんの作品には、そうした混沌の坩堝に陥る人の心理を丁寧に炙り出し、登場人物に皆まで語らせずとも情景描写や胸中の断片的なツブヤキから、余計な虚飾を剥いで『想い』だけを残して行く、大切にすべき芯の部分を読者に明示して行く印象を色濃く抱いております。 状況や設定等で誤魔化しの効かない『心一つ』の心情描写に長けた緒川さんだからこその、叙情的なBL小説は、胸に染み入る感無量の作品でした✧*。 此方こそ、緒川さんの素晴らしい作品を拝読する機会を頂きまして、心より感謝申し上げます(*_ _) 霜月に入り木枯らし一号を迎え、一段と風が冷たく感じられる週末ですが、緒川さんも風邪等で体調を崩されません様に、どうぞ暖かくしてお過ごし下さいませ。
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深厚院さん!おはようございます! お返事が遅れ、大変失礼いたしました。 返信、とてもとてもうれしいです(泣) うれしすぎて返信することをどうかお許しください……! 自分にとって小説は自分が人生で感じたことのある思いを消化、昇華させるためのものでもあり、描きたいものはやっぱり「心」なんですよね。だから書き終わった後、もっとも気になるのは、自分の心が読んで下った皆様の心に伝わったか、そしてなにかを残せたか、なのです。 だから、深厚院さんからのお言葉、すごくすごくうれしいです……! 随分前に、なにかの雑誌でプロの作家の先生の対談を拝読したことがあって。どなただったか……記憶が曖昧なのですが、語られ
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