倉橋

 こんにちは。児童文学は二種類あるかと思います。年長者の立場で、児童たちに「こうしてみたらいいかもね」「こんな生き方をしてみたらどうだろう」と教育啓蒙していく。平和の尊さを伝えるのもそのひとつです。困っている人を助ける優しい心を持とうよと訴えるのもそのひとつです。僕はもともと教育者志望だったから、そういう理想で書いてきました。一方で、子どもの視点に立って、ナンセンスでもとにかく面白いストーリーをめざすという児童文学もあります。後者が昨今の主流かと思います。僕は経済的な必要もあったから後者のカラーが強い作品も書きました。入賞して単行本化されたのがそういった作品です。とにかく読者を面白がらせ、審査員に気に入られるように書きました。気の利いたセリフ、魅力的なキャラで児童たちの心を引きつけようとしました。そんなところです。よく云われることですが、書くよりまず読むことが大切かと思います。それからどれくらいの賞金だったかとDMなどで聞かれることがあるので話しておくと55万円と東京のパーティ会場までの交通費です。明日、その大金を得るのはあなたかもしれない。「⭐︎が何だ。オレは百万貰った」とエブで高笑いするのは、あなたかもしれない。
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教えて頂きありがとうございます。自分は修身教育が重要に思います。自分が幼稚園の時から、修身教育が大事だと本能的に感じ、絵本を探しましたが、ろくでもない絵本が多いのです。ですから、修身教育のできる絵本を整備したいのです。可能であれば、倉橋様と始めたいのです。
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 何かアイデアがありましたらぜひまたおっしゃってください。一度、児童書棚をご覧になるのも良いかと思います。僕が児童文学を諦めたのは、自分のは主流ではないと思ったからです。仕事にならなければ書き続けられないから……。ただこんなものをと考えていることがあったら、どうかまた聞かせてください。よろしくお願いします。ただ何を始めるにも基盤だから、早く賞を獲得するのが肝心だと思います。お金を払っても構わないという価値を自分の作品に付けることで可能性が広がるかと思います。異世界ファンタジーは難しいから自分は手を出しませんが、これは緊急の課題にしたらどうかと思います。無料で読む分には人気があっても金は出さん。
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倉橋 様  貴重な情報、ありがとうございます。自分が絵本を検索した結果、導いた結論は、自分の価値観は、現在の価値観とは異なるかもしれませんが、社会からは支持される可能性があるという部分です。今後も勉強しますが、なんとなくビジョンは見えています。よろしくお願いいたします。  
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