ミナソコに…
立ち寄った故郷。 主人公は懐かしむが、そこに自分の痕跡は残っておらず、更には命を狙われて…… めちゃめちゃ面白かったです! 少し寂しげであやしげな世界観の落ち着いた文章から、中盤のスリリングな展開。そして最終頁で詳らかにされた真相に、切なくも少しほっとするような。設定や構成がとても重層的で、面白さが何枚もあるような作品でした。 水底または皆其処なのか、タイトルにも深みがあり凄く好み。短編とは思えないような、大きくて素敵な小説です。 たくさん読まれて欲しい名作だと思いますっ!
1件

この投稿に対するコメントはありません