冬野トモ

■ 代名詞が多い 代名詞も多いです。代名詞が多いと、くどくなるだけでなく、何を指しているのかわかりづらくなります。書き手の意図が誤解され、前後を繰り返し読まないといけなくなり、読者を疲れさせてしまうわけですね。(これも8割は削れそうです) 「その」「あの」「そこ」「それら」「これら」「そちら」「こちら」を注意深く探して、削除したり、言い換えたりできないか考えてみてください。 具体例1 p17「それは祖母の顔を思い出そうとしたのだ」→「祖母の顔を思い出そうとしたのだ」 具体例2 p18「その出来事の後」→「よもやま話が続いた後」 具体例3 p57「視線だけを其処(どこのことかわからないです)に向けた」→「例:俺は彼らの視線の先を追う、俺は彼らの次の行動をじっと観察した」 具体例4 p59「簡単な物のようである(代名詞的で具体性がない表現)」→「シンプルな装飾品である」
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■ 表現に工夫やバリエーションがない 表現に工夫やバリエーションがないので、読んでいてワクワクしませんでした。(すみません💦)同じような表現は、別の表現に言い換えられないか挑戦してみてください。 具体例 p57「視線を感じる……視線を向けた……嫌な顔……困惑したような表情……呆れた様な表情」(全体として意味がわからなかったです💦) ↓ 「ふと同時に、他の冒険者達からの視線を感じる。どうしたというんだ。俺は袖口で顔を覆い、気づかれないように表情を覗った。彼らは思惑が外れたとでも言いたげに、一様に眉をひそめている。とりわけ、顔の整った少年少女三人が、肩をすくめているのは印象深い」
■ 不必要な表現が多い 不必要な表現も多いです。二重表現というヤツですね。同じ意味の単語が連続すると、文章がだれてしまうので注意ですよ。(慣れないとすぐにはわからないかも💦)幾つか例を挙げますね。 具体例1 p57「心の中で感心している」→「心の中で半ば呆れた/感心して頷いている」 具体例2 p58「過剰に心配し過ぎだ」→「過剰に心配するな/心配のし過ぎは毒だ」 具体例3 p58「胸を撫で下ろして、ホッと一息を吐く」→「胸を撫で下ろして、息を整えた/ホッと一息入れた」 具体例4 p58「頭の中の思考が堂々巡り」→「思考が堂々巡り/頭の中がぐるぐると巡り」 具体例5 p58「堂々巡りして渦巻く
成る程、貴重なご意見をありがとうございました。 早速、試してみます
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