つ、つらい……でも、それが良い
医学生の主人公、薄幸のヒロイン。普通の恋愛小説ならば主人公がかっこよくヒロインを救い出し、二人きりで幸せに暮らすのでしょうが……この小説は、そうはいきませんね。 ヒロインに弟を傷つけられた主人公が、ヒロインに抱く複雑な感情。ヒロインを恨む反面、あまりに不幸なヒロインの現状を知って、憎み切れなくなってしまう。大事な弟を傷つけられたのですから、主人公の気持ちは痛い程分かる。でも……というところが、この作品の肝なのだと思います。 また、神経衰弱を患っているヒロインが差別される場面が、心に突き刺さりました。今は昔に比べれば、精神疾患への理解はかなり進みましたが、それでもこういった差別は形を変えて残っていると思います。 せめて主人公とヒロインが、幸せになれますように……でも、二人は幸せな結末を選び取れるのかしら……と、ハラハラしながら二人の恋路を見守ってしまいます。 これからも、影ながら応援させていただきます。また、トピック参加ありがとうございました!
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エレス・リン様 ご感想ありがとうございます。 つらい……でもそれが良い、の感覚で私も書いているので、同じく思ってくださってとても嬉しいです。 面白く読んでいただけるよう今後も精進して参ります。 とても励みになりました。素晴らしいトピックを立ててくださりありがとうございました^^
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