FACTS

ライトノベルを読もう!と、『“文学少女”と死にたがりの道化』他を買ってみたはよいのですが、この本、太宰治の『人間失格』をテーマ(?)に書かれているっぽく…。 恥ずかしながら、太宰作品は、「なんか鬱になりそうだから」という理由で、教科書に載っていた『走れメロス』しか読んだことがありません。 太宰作品は青○文庫で無料で読めるし、読んでみるかな『人間失格』…。 太宰治の文章は、多分、私好みだと思うのです。メロスしか読んでないけど(笑)。 あと、私の好みの文章は、中島敦です。 漢文は出てきたらすっ飛ばしてしまいますが(笑)。 『山月記』を国語の授業で読んだ時は衝撃でした。 ああいう文章を書けるようになりたい。 ○空文庫といえば、偶然、菊池寛の『小説家たらんとする青年に与う』を読んだのですが、なんか色々納得してしまいました。 本当に作家になりたいなら、必要なのは、技法的な文章力ではなくて、自分の生をちゃんと生き、本をたくさん読んで、自分の人生観を見つけることだ、みたいな内容です。 確かに作品からは、その作者の人生観が滲み出るので、「浅い」「深い」が分かってしまうことがあります。 これが怖い。 どんなに素晴らしい文章で、どんなに描写がしっかりしていても、その内容で何となく分かる人には分かるのだと思います。 「こいつは深く見せかけてるだけで、実際は浅い、内容のないものだな」 と。 これが怖い。 深い作品を書いてる(ように見せかけている)のに、底が浅いのがバレるって、すごく恥ずかしい。私は、それが怖い。 ただ、でも、「書く」からには、何らかの思いが作品には込められているはずで、それを考えると、深いも浅いもないんじゃないかと思ったり。 菊池寛も、趣味で書く分には好きにしたらいい、みたいな感じのことを書いていたし。 でも、底が浅いものを、深く高尚に見せるだけの文章なんて、私は書きたくないのです。 浅そうに見えて、深いのがいい。 水溜まりの中の、深淵がいい。 が、そういうものを書くには、いかんせん私は経験不足で…、うん、それを補うために本を読もう。 『人間失格』読んでからライトノベルを読もう。 そうしよう。 あ、「ルシフェル」更新しました(笑)。…1ページだけですが…。
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ラノベは「とらドラ!」がオススメです! ぜひ!
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コメント、ありがとうございます(^-^) 「とらドラ!」ですね。タイトルは聞いたことあります。 見つけましたらゲットしてみます!(^^ゞ

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