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漢人狂詩曲 ー 解 ー
石亀じだん
2025/8/26 21:43
『漢人狂詩曲』ですか、なにやら厳かでいかめしいタイトルに身構えます
お、いきなり漢字の化身とかいう得も言われぬ、妖怪に襲われるのか? でもどうやら辞典に乗るくらいの小さな人らしいので、何とかなることだろう。 恐れるに足らずと言いたいが、まだ結婚して数日しか経っていない幸せの絶頂にいる新婦にとっては、いくら可愛い女性の小人と言っても、少なからずの恐怖には襲われることだろう。 でもなにやら原因が夫にあるのだと、『おっつとっと』。 その夫と言えば、高学歴、高収入の上にイケメンらしい。 しかも新居はタワマンかどうかは分からないが、いいマンションらしい。 そうか、好事魔が多しとは言うが、どうやらここは訳アリ物件だったようだ。もしかしたら手抜き工事でゴルフボールが転がるとか、この部屋で前の持ち主が〇〇したとかいうのかな? あらら、それが動き出す。 「今日ふの味噌汁」ではないが、何やら恐怖が忍び寄る。これは穏やかでないぞ。 そうか、「漢字空」からきたというあの小さな妖怪は「解」と「明」か。これはきっと何とかしてくれる。一縷の望み、わずかだがそれに賭けるしかない。 そして、彼らは『悪の巣窟』を。 「右往左往」「七転八倒」「意気揚々」「栄枯盛衰」なんでもいい、ここは四字熟語で攻めるしかない。漢字辞典だけに。 そこに現れたのは、救世主ならぬ義理の母。母は強し。 そこで明かされる何ともおぞましい真実。 いや、彼もこれからは「一念発起」で片づけをしてくれてるようだ。完全無欠はないということで。 良かった。ていくみーさんワールド全開で面白かったです。 さすがに「解」「決」の字は名前に向かないですかね。
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ていくみー
8/27 22:50
石亀じだん様 素敵なレビューをありがとうございます! 今回のコンテストのお題が「解」ということで、最初に数学の解が浮かびましたが、残念なほど理系の教科が苦手な私には、その路線で書くビジョンが全く見えませんでした。 そこであえての文系で攻めることにした時、浮かんだのが「もし漢字が人格を持ったら」という線でした。 擬人化はさまざまな漫画やアニメでもよく使われますが、漢字を擬人化したものはどうやらなさそう。(部首を擬人化した作品ならありましたが) そんな経緯で生まれた作品です。 漢字は一文字一文字意味を持っているので、割合キャラのイメージが膨らみやすかったです(^^♪ 余談ですが、この舞台
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石亀じだん
8/29 21:08
こんばんは そうですね 今回の「解」は結構な解釈がありそうで応募作も多くなるかもしれませんね。 もう締め切ったのかな? 漢字の擬人化なんて斬新でした。結構難しかったと思いますが。 そうですね、タワマンだとどうしても新築を意識してしまうので「新婚」家庭には少し無理な舞台ですよね いつも驚かされる設定で感心してます。
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