東雲健太郎

 遅くなってしまったが、衆議院選挙で安倍自民党が過半数を軽く越したことに、私は歓喜している。  やっと悪夢の三年三ヶ月が終わった。同じ轍を踏まないためにも、この三年間を暗黒時代だったと歴史に載せるべきであると進言して、話を先に進めさせてもらう。  安倍氏の政権公約、取り分け大事な経済政策の話である。  大胆な金融緩和とは、簡単に言えば日銀にお金を刷らせることだ。しかし、このままでは銀行にお金が貯まるだけで何の効果も産まない。  なので、金融緩和をした後、政府が率先して財政出動を行う。例えば、インフラ整備、投資、国防などなど、平たく言えば、列島強靭化だ。  これによって、刷ったお札が市場に流れ、段々と景気は上向いていく。こうなることを予測して、円安株高にどんどん移行し始めている。  経済政策については完璧であると断言しても良いだろう。  ただ、私が言いたいのは、景気というものは一朝一夕で回復するものではないということである。  日本は二十年以上もデフレに苦しんできた。それが、半年や一年で劇的に回復すると考えている人は、まさにお花畑だと言わざるを得ない。  勿論、わかっている人間もいるのだが、解っていない人間の方が多いのが現実で。そういう輩ほど、何もしていないくせに自民党は何もしていないとか声高に叫ぶのである。  先日、竹島の日を行わないかもしれないと石破幹事長が口にしたらしいが、ネットでは「また媚韓かよ」「土下座外交再び!」など早速安倍自民党叩きに移っている。  私とて、今すぐにでも韓国を潰して欲しいと思っているが、今はまだその時ではないのだ。  あんな非常識な国でも同盟国、あるいは友好国がいるのだ。取り分け、日米韓で極東有事に備えている事実故に、アメリカ合衆国に相当根回ししなければ、国交断絶もままならない。  私が思うに、今は友好的なそぶりを見せつつ、日本の円安株高で韓国の経済を潰して、竹島を『平和的』に取り戻し、それからアメリカと共に2015年に完全撤退すれば良い。  これが最も国益に叶うと思う。  さらに、参議院はまだねじれている状況だ。自民党と言えど、民主党などの反日売国政党の集まりによってたかられたら一堪りも無い。  まさに、臥薪嘗胆を胸に、せめて半年後にある参議院選挙で自民党が過半数を越すまで、我慢してもらいたい。
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