FACTS

明日はクリスマスですね。人類が滅亡しなかったので、「無名の召喚士~」を更新しました。 「寒いね。」 「ああ、寒いね。」 「雪が降ったね。」 「ああ、雪が降ったね。」 「なんでこんなに腹が苦しいんだろうかね。」 「腹減って食ったからだろうね。」 「寒いとなんで腹が減るんだろうね。」 「そりゃ、寒いからだろうね。」 「寒くなくなったら痩せるだろうかね。」 「太ったね。」 「ああ、太ったね。」 というわけで、国語の教科書に載っていた忘れられない詩、草野心平さんの『秋の夜の会話』をパロってみました。 タイトルつけるなら、『冬の夜のひとり会話』とか? 冬は確かに寒いけど、エアコンがあって、こたつがあって、毛布や布団があって、雨風雪をしのげる家があるって幸せだよなあ…。 前世の私(もし人間だったならきっと農民だったに違いないと思う)、は、どうやって冬を過ごしてたのかなー…。 竪穴式住居の中でパチパチ燃える火を眺めながら、秋の間に採ったどんぐりで団子でも作ってたんだろーか。 あるいは、収穫したアワやヒエの葉や茎を乾燥させて寝床なんかつくったりして、「うふふふ、地べたよりあったかい」とか思ってたんだろうか。 「次の年も豊作で、年貢がちゃんとおさめられますように、自分達の食べる分もたくさんありますように」とか祈ってたんだろか。 仏教の教えでいけば、自分が、とりあえず今のとこは凍えずにいられるのは、前世の行いがそれなりによかったからなんだろうけど、現世の私がこんなんで、来世の私は大丈夫なんだろか。 これからも、そして来世の私も、凍えることなく冬を過ごせたらいいなあ、と思う。 という思考回路が出来上がってるのは、いわゆるこども向け世界名作系に出てくる登場人物の主な死因が、病死の他に凍死だったからだと思います。 マッチ売りの少女とか、フランダースの犬とか、家なき子とか、幸福の王子とか。 どれも凍死のみ、というより、飢えと疲労も重なってる気がしますが。 ちなみに、子供心に1番怖い死に方は、宇宙空間に放り投げられ、そのまま死ぬことでした。 上下左右もなく、音もなく、暗黒の空間をひたすら一定方向に飛び続けるって怖すぎる。 しかも、死んでも肉体は腐らず飛び続けるわけで。 いつかどこかの星の引力に引かれるまで半永久的に。 なので、ガンダムとかの宇宙戦争系は、子供の頃怖くて観れなかったです(笑)

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