虎岩

お祓い行ってきました。本厄なので厄除。 厳かな雰囲気の中で祈祷を捧げるという光景は、文字通りの神々しさも感じる訳ですが、同時に人の裏に見え隠れする弱さも見えるというか。 結局、厄に当たるのか跳ね返すのかというのはその人の気持ちも持ち様ですからね。強く在れない気持ちが、神や妖怪を生んだと考えると興味深い。この前の2話でも少し触れた事ですけど、誰かに守られないと生きれないという思いが無償(とは行かないですが)の庇護を与えてくれる神様を生み、天才人災問わず、何かしら降りかかる不幸が妖怪やそれに纏わる伝承を生み出した。 人間の心の拠り所も恐怖の対象も、結局は同じ人間に行き着くのでは、なんて拙い文章を書きながら思う事。

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