芝猫

一人称小説の良さが存分に出ている作品ですね。 初めは文章が重いとも感じました。でもそれがちゃんと活かされてる。些細な事まで描写されているので、『仮想現実空間を体験している』感覚を体験できる、という、不思議な経験をさせて貰いました。つまりここには二重の仮想現実空間があります。 また、早い段階で謎が出てくるので、焦らしの効果になってる。先が気になるからページが進む、だから重い文章が活きる。 結末も予想できなかった。バーチャル世界を舞台にした話はよくありますが、ただの設定だけで終わっていない。この設定じゃなきゃこの物語を表現できない。 ストーリーについてはレビューするまでもないでしょう。レビューを書きたくなった、というのが私の評価です。 『面白い一人称小説ない?』と聞かれたら、私はこの作品を推薦する事にします。 グッジョブ( ̄▽ ̄)b
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芝猫さん、レビュー、どうもありがとう。 ここまで読んでもらい、また、評価してもらったのは、作家冥利に尽きます。 三年前にこのエブリスタで小説を書き始めて、本当に良かった。 感極まって涙出てきました。 芝猫さん、本当にどうもありがとう。

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