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「北風のうしろの国」、読了。 面白かった。 何がどう面白かったのかと聞かれると、さっぱり分からんのだけど。 これを短編にしたら、小川未明の「金の輪」(「小川未明 金の輪」でネット検索をかけたら、青○文庫で読めます。○空文庫は、著作権が切れた作品を、無料で公開してます)になるよーな気もしないでもないけど、でも、ジョージ・マクドナルドが書きたかったのは、そこだけじゃないんだろうな。 うん。 ファンタジーでした。幻想でした。 キラキラでした。満ちてました。 私は満足です。 うーん、この気持ちを何と言えばいいんだろうか。 私がもし子供だったら、夜中にこっそり外に出て、月を見ていたと思います(いや、今でも見ることありますけど、冬は寒いよね~)。 で、オリオン座とかシリウスを眺めて、宇宙に人知れず念波を送ったと思います(笑)。 あるいは、川や用水の始まりを見てやろうと、ちょっとした冒険に出たかもしれません。まあ、小心者なので、さっさと諦めて帰ってきたと思いますが(笑)。 もしくは、こんな時期なのに芝生の上を裸足で歩こうとして、しもやけになりかかったかもしれません。芝生がなければ、雪の上を裸足で歩いてみよう!とかアホなことを思ったでしょう。 そして最終的にどうしたかと言えば、ノートを引っ張り出してきて、誰に見せることもない童話を書きしたためた気がするのです。 出てくるのは、月の女神様と、妖精あたりとみた!(笑) あるいは、どこまでも飛んでいく、風の女神様。 子供のくせに、いっちょまえに大人の話しぶり的な一人称で書いただろうな。 うん。 「ナルニア国ものがたり」のC.S.ルイスに影響を与えたという「ファンタステス」と、「指輪物語」のトールキンが絶賛?したという「金の鍵」を読みたいと思ったのだけど。 ……ひょっとして、 絶 賛 絶 版 中 !?Σ(゜д゜lll)。 ええ、分かっておりますとも! ファンタジー童話なんか、ウケませんよ! 剣や魔法での戦いもないし! ドラゴンも出てこないし! 今や、その世間一般で言うところの「王道ファンタジー」も珍しくなっているというのに! ちくしょー、中古で買うか、図書館で借りてやるぅぅぅ~!
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