FACTS

ありがたいことに、エブリスタで書きたいものを書き、さらにありがたいことに、武装中学生短編で賞をいただき。 で、満足して調子に乗って、 「ラノベの公募に出してみるか!」 な私です。 ……が。 メインキャラクターは出来ているんです。 なのに肝心の、物語が思い浮かばないのです。 断片はあるんですが、断片すぎて物語になってない。 締切に間に合うのか…? そんなこともあって、「小説」について考えてます。 なんで書くのか、なんで読むのか、自分が好きな小説と好きじゃない小説の違いは何なのか、とか。 話変わりますが、私、小説作法系のエッセイって、好きじゃなかったんです。 小説って、書き方を教わるものでも、教えられるものでもないと思うから。 ただ、小説作法系のエッセイは、その著者の小説観が分かったりして面白いので、よく読んでます(笑) あとは、無意識にやっていることを再確認するのにいいです。 でも、それらを初心者の方が読んで、本当に参考になるのか、私にはよく分からないです。 下手に技術ばかり頭に叩き込んでも、小説もどきが出来上がるだけで、小説にならないような気がするから。 ですが、小説作法系のエッセイが参考になった、というレビューをエブリスタで見かけるので、それならそれでいいのかな、と思うようになりました。 エッセイを書く方にしたって、「どう書いていいか分からない」と悩む人に手を差し延べたくなる気持ちもわかりますし。 まあ、正直、小説作法エッセイ著者を、「先生!」みたいな感じで崇めちゃうのは、私としてはちょっと…なんですが、私が初心者で、右も左も分からないときに、道を教えてくれる人に会ったらその人が神様に見えて、自分もそうなると思うので、個人的意見ということで。 それでも、物語の作り方は、どの小説作法エッセイにも書かれていないと思います。 あったとしても読まれやすい要素とか、ヒント止まり。 料理でいえば、素材と道具と調味料と調理方法(焼くとか煮るとか)を教えてもらえるけど、レシピを教えてもらえない。 おそらくそれは、個人の思考や経験や記憶や感受性によって作られるものだからだと思います。 オリジナリティ。その人にしか書けないもの。 私にしか書けないものって何だろう、と考えると、そんなものないような、でもなんかちょっとはあるような…。 結局は、書いてみないと分からないんですけどね。
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