有澤いつき

 先行公開前の分まで読ませていただきました。レビューさせて頂きます。  科学と魔術の融合した世界、と聞くだけで心が踊ります。基本的に片方があれば片方は不要と思えてしまうような利便性を持つものですから、いかなる制約のもとでどう織り混ぜていくのか。難しい題材だと思いますが期待しています。  ただ、中身について触れると、ストーリーがあまり鮮明でないように思われます。ギフトを持つ少年少女の物語、とは辛うじて理解できますが、彼らがいかに危険なまたは稀有な存在か、今一つ伝わってこない。たとえばGクラスでの教師の態度なんかがそうです。ビジネスライクな性格もあいまって、彼らを嫌がりも煙たがりもしない。「どう思われているのか」理解に苦しみました。  それは舞台設定にも言えることです。そもそもこれはハイファンタジーなのかローファンタジーなのか? 近未来、と言いながら剣を作る工房と言われるとハイファンタジー的なものに思われます。しかし119という現代日本の救急システムが存在している。その辺り不明瞭なので、舞台はいつ、どこか、もっとわかりやすくして頂ければと思います。    以上です。頑張ってくださいませ。
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レビューありがとうございました。 言われたことはご尤もです。 いろいろ設定は練ってるんですが、未だ出しきれず力不足を感じてる次第です。 ローファンタジーの世界に急に現代(今から数年後くらいの技術)のシステムが流れ込んだ、ていうイメージでやってるんですが、どうにも描けず……。 このレビューで受けた数々の問題を解決して頑張っていきたいので、これからも読んでくれると嬉しいです。 本当にありがとうございました!

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