FACTS

携帯のメールの下書きをあさっていたら発見。 ……………………………………  街で怪しげなシルクハットをかぶった男が、花の種を売っていた。  なんの花? と私が聞くと、男はピエロみたいな顔に満面の笑みを浮かべて答える。 「花じゃない、しあわせの種だよ」  しあわせの種は、丸い白い箱の中に入れられ、さらにピンクの不織布でラッピングされ、赤いリボンをかけられていた。 「種、っていうからには、植えたら何か生えてくるんでしょ」 と私がたずねたら、男は笑みを崩さずに答えた。 「植えると怠慢の芽が出る。  そいつが成長したら、孤独の花が咲く。  それが枯れたら、ふしあわせの実がなる。 それを食べるといいよ。その実は甘くておいしいよ。芯はとても固いけど、がんばって食べてね。 そしたら、しあわせの種までたどり着くよ」 「ふぅん」 何だかよく分からなかったけど、私はとりあえず買ってみることにした。  日曜日、鉢に腐葉土を入れて、しあわせの種を植えてみた。  彼氏に振られてしまって休日の予定が全てなくなった私には、ちょうどいい退屈しのぎの一つだったのだ。 …………………………………… 一体私は、どーゆー話を書こうとしていたんだろう…。 これ、続き書くつもりだったのか? それともこれで終わり?? 「ルシフェル」、1ページだけですが更新しました。 「天使と悪魔」のミニコンテスト?に参加しましたところ、特集に選んでいただけたため、閲覧数としおりが増えております。 ああ、ひょっとしたら、こっそり目標にしつつ諦めていた念願のしおり666も雲の向こうの話ではないかも…! 更新したら読んでいただけることは、本当に励みになります。 前から読んでくださってる方、新しく読んでくださった方、ありがとうございます!

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